ノーベル賞のパロディとして創設されたユニークな研究に贈られる今年の「イグノーベル賞」の経済学賞は、『才能と成功の関係』で、必ずしも才能に溢れた人が経済的な成功を収めているわけではないとの結果が出たとのこと。(Talent vs Luck: the role of randomness in success and failure)
それなら、何が成功には必要だったかといえば、それは運だそうです。
『運』と聞くと、「なんだ、じゃあ頑張っても仕方ないじゃん」と思いそうですが、私は、これを聞いて「面白い」と思ったと同時に、プレイヤーであり続けることの重要性を感じました。
そもそもその運を掴む、またはその運が回ってくるためには、自分がそのフィールド内でプレイ(行動)していることが必要ですし、プレイし続けていることによって、その運に遭遇する確率も上がることでしょう。
ただ、だからといって何でもやり続ければ、100%成功するかといえばそうでもないというのが、運というのを表しているのかもしれませんが。
世の中には、オーディエンス(観客)や批評家、フォロワーorファン、ミーハーなど、いろいろな観点の人がいます。
別にどんな観点でも、その人がそうであることを望むならそれでいいのかもしれませんが、
「見るだけ」
「言うだけ」
「批評するだけ」
「注目され始めたら評価する」
などのモノの見方と、まさに今、渦中でプレイしているプレイヤーのモノの見方はまったく違うことでしょう。
そして、プレイヤーだからこそ、経験できること、分かること、進歩すること、掴むものがあるはずですし、自分に起こる変化もまったく違うものがあるはずです。
冒頭に話を戻していえば、「プレイ(行動)しなかった人間の成功はない」というのも、また裏の真理ですよね。
「自分の人生」というフィールドで、自分がプレイヤーであることはもちろん、選んだ事柄に対してもプレイヤーであることの方が、楽しそうです。
SAVERコーティングという場を一つのフィールドとして新たに加えたのであれば、そこでしっかりプレイ(行動)することがやっぱり面白いし、自分にもたらされる出会いや経験も、糧になることが多いことと思います。